いつからいつまで子猫にケージが必要?放し飼いはダメ?

いつからいつまで子猫にケージが必要?放し飼いはダメ?

生後4ヶ月の子猫ミコを迎える際、ケージが必要か迷いました。

私と旦那さんで考えた結果、我が家はケージを使わないことにしました。

でも生後4ヶ月未満の子猫を迎える時や、先住猫のいるお宅、他に飼っている動物がいるなどの場合は、ケージはあった方がいいです。

子猫とケージについて、実体験もまじえてお話しします。

ケージはいつからいつまで必要

母猫の背中で寝る子猫
ママの背中が安心。生後間もないミコ(提供:保護にゃんわんビアンカ・ナイツ)

生後1ヶ月未満の生まれて間もない子猫を拾った場合は、ケージの代わりに脱走できない高さのあるダンボールなどでも代用できます。

でも生後1ヶ月~3ヶ月くらいまでの子猫にはケージが必要です。

子猫はすぐに大きくなるので、早めにケージを準備しましょう。

生後3ヶ月くらいまでケージは必須

猫のケージ

ペットショップから子猫を迎えるなら、生後2ヶ月以降の子猫になります。

生後2ヶ月は母猫から子猫を離しても大丈夫な月齢。子猫は動き回りますがまだまだチビッ子で、安全確保と安心できる居場所を用意するためにケージは必須です。

Yahoo!知恵袋をみていると、ケージを用意せず留守中に本当に予想もしない事故で子猫が死んでしまった悲しい経験をされた方もいるようです。

24時間ずっと子猫をみてあげるって無理ですよね。

高いところへよじ登って落下してしまう事故や、家具の隙間に隠れて出られなくなる事故などを防ぐため、子猫をみてあげられないときは、ケージに入れましょう

水、トイレ、猫ベッド(猫が隠れられる形状だと良い)もケージに入れて、子猫にケージの中は安心できる居場所と思ってもらえるといいですね。

子猫はスペースが広すぎると不安になるのと、落下事故防止のために最初のケージは1段~2段タイプがいいです。

あとからサイズや高さを拡張できるケージもあります。

このケージは2段から3段に、また横にもジョイントして拡張できるので、成猫になってもケージを使用するならこういう拡張できるタイプもいいですね。↓

購入前には猫トイレが入るか、部屋に置けるサイズか確認しましょう。

いつからケージの外へ出す?

子猫とケージ
ケージの外に出るミコと兄弟たち(提供:保護にゃんわんビアンカ・ナイツ)

生後2ヶ月未満の子猫はなるべくケージの中で過ごさせると安全です。ケージの外に出すなら安全な空間に限定し、見守ってあげます。

生後2ヶ月を過ぎたら、飼い主さんがみてあげられる時はケージの扉を開けて、外へ出られるようにします。

外へ出す前に、壁と家具の隙間などに子猫が入り込まないよう隙間は塞いでおきましょう

愛猫ミコが生後4ヶ月でやって来た時、壁とテレビ台の隙間にはまって出られなくなったことがありました。

すぐに救出して隙間を塞ぎましたが、生後4ヶ月でもこういうことがあったくらいです。身体の小さい生後4ヶ月未満の子猫にはより気をつけてあげましょう。

ハサミなどの鋭利なものや、かじると危険な観葉植物や花、電気コード、誤飲する危険のある輪ゴムやボタンなど、猫にとって危険なものを片付けておくことも大事です。

いつまでケージを使う?

子猫の安全のために生後3ヶ月まではケージを使うべきですが、生後4ヶ月以降は飼い主さんの裁量で決めていきましょう。

お留守番、アイロンがけ、料理や食事中はケージに入れる方、ケージでずっと飼い続けている方(高さのある広いケージが必要です)もいます。

猫さんにとってケージが安心できる居場所になっているなら撤去せず、ケージの扉を開けてそのまま置いておくといいです。

ケージを撤去するなら

生後4ヶ月を過ぎたらケージはなくても大丈夫になってきます。

猫さんの様子をみてケージに入れると悲しそうだったり、全然ケージに入らなくなったなら、ケージを撤去するケースもありますよね。

その際、ケージ内にトイレや餌・水などを入れていたなら、トイレや餌・水などの置き場所はあまり変えないようにしましょう。

ケージの撤去後は、上下運動できるキャットタワーを置いてあげるといいですよ。

キャットタワーについての記事もあります↓

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生後4ヶ月以降はケージなしでも

生後4ヶ月の子猫
生後4ヶ月はケージなしでも平気だった

我が家に生後4ヶ月の子猫ミコを迎えた時、ケージは準備しませんでした。

旦那さんも私も、猫をケージで飼うイメージがなかったんですね。

旦那さんが子供の頃一緒に暮らした通算6匹の猫たちは、自然環境豊かな場所で飼われていて、猫たちは放し飼いでした。

私の祖父母の家で飼っていた猫も同じ。

今は時代や環境が違うので、愛猫ミコは完全室内飼いにするのは当然でしたが、さらにケージに入れるイメージはできなかったですね。

私は主婦で日中ほぼ家にいて、ミコは生後4ヶ月とそれなりに大丈夫な月齢だったのもあり、我が家はケージなしで最初から室内で放し飼いすると決めました。

ケージなしでどうだったか

コタツを隠れ場所にする子猫
こたつを隠れ場所に選んだものの鳴き止まない

ケージの代わりに隠れられるダンボールを用意し、初めは子猫の行動エリアをリビング限定にして、生後4ヶ月の子猫ミコを迎えました。

今考えるとリビングは子猫には広すぎたかも。

ただ、トイレの置き場所、餌や水の置き場は一度決めたらなるべく変えない方がいいらしく、そうなると今後もミコのメイン生活空間にするリビングしかありませんでした…。

ケージなしで子猫のミコを迎えた結果。

ミコはこたつの中を隠れ場所にしました。
ダンボールはお気に召さなかったようです。

数日間、旦那さんと私は交代でミコのいるリビングで就寝。

ミコは我が家に来てから3日間鳴き続けたので、旦那さんも私も寝不足になりました。もしかしたら慣れるまでケージに入れてそっとしておいた方が良かったかも知れません

けれどケージに入れても出してほしくて鳴く子猫もいるようなので、どちらが正解だったかわかりません。

成猫になってもケージを活用するなら最初からケージを使った方がいいってことはいえますね。

災害時に備えケージに慣らす

大雨の街

2018年7月西日本豪雨災害、2018年9月4日台風21号被害、2018年9月6日北海道地震など、日本は自然災害が相次いでいます。

動物愛護協会などは、災害時に備えて猫や犬をケージに慣れさせておくよう勧めています

災害時、飼い主さんと猫さんが同行避難したとしても、一緒に過ごすことはできません。

避難中は、鳴き声や臭いに敏感な方、アレルギー体質の方への配慮などから、ペットは飼い主さんと違う場所で過ごします。

そのため普段からケージに慣れておいた方が、災害時のペットのストレスが少なくてすむようです。

我が家は猫のケージを置いていませんが、災害のことも踏まえると本当は日常的にケージに慣らしておくほうがいいのでしょうね。

まとめ

生後3ヶ月くらいまでの子猫にはケージが必須、子猫の安全を確保してあげましょう。

生後4ヶ月を過ぎたら、飼い主さんの裁量でケージを使うか決めていきましょう。

ずっとケージ飼いされている猫は、ケージの外に出したときにパニックになる子もいるようです。

飼い主さんと猫さん両方にとって心地よい暮らし方を模索していけたらいいですね。

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