私は、愛猫ミコト達の話題になった時によく、「猫飼わないの?かわいいよ~」なんて気軽に言ってしまいます。
実際かわいいのですが、猫を飼うのはけっこう大変で、自由は確実に減りました。猫はぬいぐるみのような癒しの存在というより、もっと特別な存在です。
この記事を読みにきてくださった方は、「自分は責任をもって猫を飼えるか?」と真面目に考えている誠実な方だと思います。そんなあなたに向けて、「猫を飼う具体的なデメリットと大変さ」について、現実をお伝えします。
【この記事でわかること】
- 猫を飼うデメリット7選
- それでも猫を飼う価値
- 飼う前に確認すべき6つの条件
猫を飼うかどうか迷っている方の、判断の参考になりますように。
猫を飼うデメリットと大変なこと7選【飼い主の実体験あり】
猫を飼う具体的なデメリットと大変なことについて、多くの飼い主さんが実感することを、私自身の体験も交えてお話しします。
「それでも猫を飼いたい」と思えるか、チェックしてみてくださいね。
旅行や外泊がしにくくなる
猫を飼うと、長期旅行や急な外泊が難しくなります。2泊以上の留守番には、ペットホテルやペットシッターさんの手配が必要です。
わが家では旅行は2泊3日まで、または日帰りに留めています。
飼い主????旅行に行ってきました(もう帰宅しました)。
こちらは「行ってくるね?」時のミコちゃん??旅行に行くのが心苦しくなるのよ?? pic.twitter.com/sa7b5CzUMH— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) February 11, 2025
旅先で「ゆっくりしたいな」と思うこともありますが、結局、愛猫ミコト達のことが気になって早く帰りたくなります。
【対処法】
- 日ごろから、自動給餌機や給水機、自動清掃トイレを活用する
- 信頼できるペットホテル、ペットシッターを見つけておく
- 近くにお世話を頼める家族・友人がいると安心
- 夫婦交代で旅行すれば、長期不在も可能に(シンガポール在住時は夫婦別々で日本へ一時帰国していました)
壁紙・家具が傷つく
猫にとって、壁紙やソファは絶好の「爪とぎスポット」です。爪とぎは本能的な行動なので、完全にやめさせることはできません。壁紙・ソファ・カーテン・ラグが傷つく覚悟はしておきましょう。
ミコは子猫の頃、壁紙で爪をといだり、カーテンに登るのが好きでした。コトはソファやラグでの爪とぎが好きで、すぐにボロボロになります。
ことちゃん??おてんばガール。カーテンはもうボロボロになった??
※糸を食べると危険なので、出てきた糸はハサミで切っています??? pic.twitter.com/XstlHP5MTk— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) July 19, 2024
【対処法】
- 爪とぎを複数箇所に置く(麻縄・段ボール・じゅうたんなど猫の好みに合わせて)
- 傷ついても後悔しない値段の家具やインテリアで生活する。
- 壁紙に保護シートを貼る
掃除・洗濯の負担が増える
猫を飼うことは、掃除との戦いでもあります。
猫の毛はあらゆるところに付くので、毎朝コロコロ(粘着ローラー)での掃除は欠かせません。わが家は2匹なので消費量はかなりのものです。調べてみたところ、90周巻を1年間で42本購入していました。つまり8~9日で1本使い切っているようです。
洗濯前後・畳む時・外出前・猫が寝る場所と、1日に何度もコロコロをかけるので、納得の消費量です。
ミコが嘔吐しがちだった頃は、昼夜を問わず嘔吐物の片付けが発生し、汚れたシーツやラグの洗濯も加わって、かなり大変でした。
昨夜ミコちゃんがベッドの上で数カ所に吐きましてね。ベッドシーツ2枚、ベッドパッド2枚、掛け布団カバー2枚、薄い掛け布団1枚、いつもの洗濯物を洗濯したから干しきれず、コインランドリー活用しました。乾くの早くて通常より時短!すごーい?? pic.twitter.com/bzM4pyK5Be
— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) July 29, 2025
【対処法】
- コロコロをリビングと洗面所に常備する
- 毛が取れやすい滑らかな素材の服を選ぶ
- 洗濯しやすい製品を選ぶ
睡眠不足と生活リズムの変化
猫は夜行性なので、なかなかこちらのペースで寝てくれません。
さてと、電気消して寝よ
あら? pic.twitter.com/Pt8KmidQDr— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) February 19, 2024
ミコは私が寝る前に「ニャアー」と鳴いて、家の中を一緒にうろうろさせます。ミコとコトが夜中にドタバタと走り回ることも。2匹で遊んでくれる分にはまだ楽なほうです。
さらに、ミコは早朝にご飯やお水の催促をします。私の手からご飯を食べたい、お水の器を持ち上げてほしい……と、一生懸命起こすのです。
ミコちゃ??って、ご飯もお水も飼い主??から欲しがるから大変だなぁ。起こされてご飯→再び起こされてお水あげてきた。今4時半。これ日常??おはよう地球???
— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) September 24, 2024
最近はコトも真似をしてか、「ご飯食べるの見てて!」とアピールするようになってしまいました。
朝3時半~4時半頃に鳴かれて起こされるのが「日常」になっています。睡眠不足が続くのでつらいですよ。
かわいい猫ちゃんに誘われて私もベッドに吸い寄せられてしまうー。だって午前4時に起こされているんですもの。 pic.twitter.com/jvbGIgdWgw
— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) August 19, 2025
【対処法】
- 無視をすれば諦める性格の子なら、無視してみる
- ケージや猫部屋を用意し、夜はそこで過ごす習慣をつける
- 飼い主は、短時間の昼寝や休日の寝溜めで寝不足を補う
猫アレルギー発症のリスク
飼い始める前は大丈夫でも、飼い始めてから猫アレルギーを発症するケースがあります。
旦那氏は、猫を飼い始めた7年後にアレルギー検査をしたところ、猫アレルギーが判明しました。それでも、ミコト達のいない生活は考えられないので、猫と一緒に暮らしています。
【対処法】
- こまめに掃除・洗濯・換気をする
- アレルギー症状がある場合は医師に相談する
- 猫用アレルギー低減フード(ピュリナ プロプラン リブクリア等)を検討しましょう
賃貸物件・引っ越しの制限
「ペット可」物件の選択肢は少なく、探す難易度は高めです。「猫は不可(犬のみ可)」「猫は1匹まで」という制約もよくあります。
結婚当初に探した物件は「猫1匹まで」という条件で、最初はミコだけをお迎えしました。シンガポールでコトを迎えて2匹になり日本へ帰国した時は、「猫2匹OK」の物件がほとんどなく、かなり焦りました。敷金・礼金の積み増しも必要でした。
こ、ことちゃん!??
日本の賃貸物件を探した時、猫2匹OKな物件があまりなくて??????ここはOKしてくれた貴重な物件なのよ?? pic.twitter.com/YJuCMH0EPz
— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) July 13, 2024
物件を傷つけてしまった場合は、敷金が返らない、退去費用が高額になることも覚悟しておきましょう。
【対処法】
- 分譲賃貸物件は猫を飼えることも(家賃は高めだが候補に入れて)
- 一軒家の賃貸物件も候補に
- 猫が飼えるマイホームを購入してから飼うという選択肢も
病気・ケガによる高額医療費と精神的負担
愛猫が健康な時はいいのですが、病気・ケガによって高額な医療費がかかったり、心配で精神的に負担がかかることがあります。
ミコがシンガポールで嘔吐を繰り返していた頃は、心配でシンガポール生活を楽しむどころではありませんでした。
ミコちゃ??やっぱり吐いちゃうんだよね??食も細くなっていて。もう一度病院へ連れていきたい私??vsその必要はないという旦那氏??
やっぱり病院へ連れていくべきだと思うわ…。#猫好きさんと繋がりたい #猫のいる暮らし pic.twitter.com/rdDv4dyUx5— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) November 14, 2021
コトが連続嘔吐したこともあり、その時も心配でした。病院にもよりますが、シンガポールの動物病院の医療費は日本よりもかなり高額でした。
ことちゃん??10回くらい嘔吐が続いて病院へ行きました??レントゲンと血液検査しても異常なし。徐々に回復して元気になってきたよ??
病院によるだろうけど????の動物病院 検査代高かった??検査したから安心して見守れているけども。#シンガポール#海外生活 pic.twitter.com/9ZUdOrNISi
— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) February 1, 2024
帰国後、コトが紐を誤飲した時は、血液検査・超音波検査・レントゲン検査で約24,000円かかりました。もし手術が必要になっていたら、もっとかかっていたことでしょう。
ゲッ!ことちゃん??が紙袋の紐を噛みちぎって15?20cmくらい食べたかも??旦那氏が放置してて、危ないなーと思いながら私も見過ごしてた紙袋、紐めっちゃ太いよ。今日ならまだ胃から吐出させられるだろうか…?????
— ミコト飼い主 (@miko_firstcat) September 24, 2024
誤飲については、最初からかなり気をつけて対策しています。なのに、動物病院案件が発生してしまいました。猫を飼っていると想定外のことが起こります。
【対処法】
- 普段からある程度の貯金をしておく
- 突発的な医療費に備えてペット保険の加入を検討する
- 不安を話せる家族・友人を持つ(SNSも心強い味方になります)
「猫を飼うデメリットと大変なこと7選」いかがでしたか?自由や生活が制限され、人生を巻き込んでいくのが猫という存在です。
「それでも猫を飼いたい」と思えましたか? 「ちょっと無理かも」と感じたなら、「飼わない」という選択も立派な判断です。
それでも猫を飼う価値
デメリットや大変さをたくさん挙げましたが、私は後悔はしていません。なぜなのか、考えてみました。
子供の頃からの夢だった
「猫を飼う」こと自体が、ずっと私の夢でした。その夢が叶っている喜びは、大変さを超えてくれます。
自分が成長できた
シンガポールにミコを連れて行った時は本当に大変でした。嘔吐を繰り返すようになり痩せていくミコ。慣れない海外生活の中で、命を守るために必死にできることをして悩んで、旦那氏と衝突もしました。
コトをシンガポールで迎えた時は、日本と勝手が違う環境での子猫の飼育で、想定外のあたふたを経験しました。
猫がいなければ、もう少し平穏な生活だったかもしれません。でも気が付けば自分は成長したかもと思います。
精神的な安定と癒し
コトと出会ったのは、シンガポールで仲良くなった方々が先に帰国して、精神的に少しまいっていた頃のことです。
お世話する相手がいることで、心が落ち着きました。自分を頼ってくれる存在がいると孤独感が薄れ、毎日の幸福度が上がります。コトは最初から私に懐いてくれて、今も心が落ち込むと自然とひざに乗ってきてくれます。
猫を飼うと自由は減り、生活の制限は増えますが、「日常の幸福度」は上がります。

猫を飼う前に確認すべき6つの条件
猫を飼うデメリットと大変さ、それでも猫を飼う価値をお話ししてきました。「だから覚悟して猫を飼いましょう」とはいいません。
私自身、十分な“覚悟”のもとに猫を飼い始めたわけではなく、ぼんやりとした“覚悟”から始まった猫との生活でした。それでも飼い主としてそれなりにやってこられたのは、”覚悟”よりも”条件”が揃っていたからだと思っています。
ここまで読んで、「猫を飼いたい」と思った方は、猫を飼う“条件”が揃っているか確認してみましょう。何か欠けているとしたら、「飼うのをやめる」のも正しい選択です。
時間
毎日のお世話は休めません。毎日30~60分以上、猫のために時間を確保できますか? 仕事や旅行で長期不在になりやすい場合は、ペットシッターや家族・友人など、お世話を頼める人はいますか?
お金
猫に関する費用を払える余裕はありますか?
初期費用は、安くすませようとしても5~10万円かかります。毎月のフード・トイレ砂などで月1~2万円は継続的にかかります。突発的な医療費が発生すると5~50万円かかることも。
2022年に3,000人の飼い主さんへ実施した大規模調査によると、猫の一生(平均寿命は約15年)にかかる費用は、平均で約264万円でした。今は物価も上がっているので、さらにかかると思っておいたほうがよいでしょう。
(出典:大黒屋マネーガイド「猫の一生にかかるお金はいくら?食費や医療費など生涯の飼育費用を3000人調査」)
ペット可物件
ペット可物件に住んでいますか? または引っ越すことはできますか? 「猫は不可(犬のみ可)」「猫は1匹まで」という制約がある物件もあります。”ペット可”の中身まで、しっかり確認しておきましょう。
同居人の同意
家族や同居人がいる場合、全員の同意は得られていますか? 賛成してもらえるなら、お世話を一緒に分担できるか聞いてみましょう。一人で抱えるのと、誰かと分担するのとでは、しんどくなった時の負担がまったく違います。
人生の変化
猫の平均寿命は約15年。転職・引っ越し・結婚・子育て・老後……自分の人生の変化を、猫と一緒に乗り越えていけそうですか? もし難しくなった時のために、預け先など「逃げ道」を考えておくことも大切です。
猫が好き
最後に。猫は好きですか? 猫が好きなら、デメリットや大変さも乗り越えていきやすいです。
いかがでしたか? 私自身、独身の頃は猫を飼う勇気がありませんでした。旦那氏が猫好きだったこともあり、さまざまな条件が揃ってから飼い始めることができました。
条件が整っていない方は、まずは“条件”から整えていきましょう。

まとめ
猫はかわいいだけではないという現実と、猫を飼う前に確認すべき条件をお伝えしました。デメリットと大変さを知ったうえで、「それでも飼いたい」と思えたなら、一歩踏み出してみましょう。
最初から覚悟が固まらなくても大丈夫です。条件が整った中で飼い始めて、育っていく覚悟もあります。姉猫ミコの時がそうでした。「この子がいい」という出会いで、急に覚悟が決まることも。妹猫コトの時がそうでした。
まずは条件を整える努力をしながら、運命の猫ちゃんとの出会いを探してくださいね。




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