ロシアの都市が尾道市立美術館の猫2匹をご招待!その真相は?

ロシアの都市が尾道市立美術館の猫2匹をご招待!その真相は?

広島県の尾道市立美術館に入りたい黒猫(けんちゃん)と茶トラ猫(ごっちゃん=ごさく)と警備員さんの攻防が話題になっていますね。

黒猫けんちゃん「美術館に入りたいにゃぁ」。警備員さん「入っちゃダメよ」なんて会話が聞こえてきそうなこの写真。

2年以上も前から繰り広げられている、ほのぼのとした攻防ですが、海外からも反応がたくさんあるようです。

ロシアのゼレノグラーツク市から、こんな反応がありました。

ゼレノグラーツク市は「この話を知るやいなや、尾道市立美術館に私たちの伝統の祝日であるゼレノグラーツク猫の誕生日への招待状を送りました。誕生日は毎年3月に行います。ネコ博物館『ムラリウム』は日本からのゲスト(編注:けんちゃんとごっちゃん)のため、特別な無制限の博物館訪問券を発行しました。尾道市と尾道市立美術館が招待を受け入れて、祝日を訪れてくれるよう、強く期待しています。

ゼレノグラーツク市は、けんちゃんとごっちゃんがネコ博物館のみならず、市の他の博物館も訪れられると付け加えた。2匹を暖かく受け入れる用意を、野良猫の世話などを仕事にする専門家である世界でたった1人の「猫ボス」スベトラーナ・ログノワさんも表明している。

(情報元:https://jp.sputniknews.com/entertainment/201811165592144/

なんだろうこれ?と、ロシアのゼレノグラーツク市が尾道市立美術館に入りたい猫2匹を招待した真相を調べてみました。

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ロシアのゼレノグラーツク市

ロシアのゼレノグラーツク

そもそもロシアのゼレノグラーツク市ってどんなところでしょう?

ゼレノグラーツク市は、ロシア西部にあるバルト海に面した海辺の都市です。東側からクルシュー砂州がリトアニアに向かって伸びています。

19世紀にはリゾート地となり、漁業も盛んでした。人口は2006年で1万2千人くらいです。

ゼレノグラーツク市は昔からの漁村で、猫はずっと身近な存在だったのではないかと思います。

最近は猫の都市として観光に力をいれていこうとしていて、市章にネコがあしらわれ、猫の像も建てられました。

ゼレノグラーツク市は、「ネコ好きの街」としてのアピールを進めているのですね。

猫博物館「ムラリウム」

尾道市立美術館の話題の猫2匹がご招待されたゼレノグラーツク市の猫博物館「ムラリウム」はどんなところでしょう。

猫博物館「ムラリウム」は、猫の置物、おもちゃ、ぬいぐるみ、絵画、工芸品、骨董品など、猫をモチーフとしたグッズを展示している博物館のようです。

日本の招き猫やキティーちゃんも展示されています。

猫博物館「ムラリウム」の展望台からみた景色は最高だそうですよ。

スベトラーナ・ログノワさんは何者?

猫長官スベトラーナ・ログノワ
「ネコ長官」スベトラーナ・ログノワさん
出典:https://jp.sputniknews.com/entertainment/201811165592144/

尾道市立美術館で話題の猫2匹を暖かく迎え入れる用意をしてくれるという、ゼレノグラーツク市の「ネコ長官」スベトラーナ・ログノワさんって何者でしょう?

ゼレノグラーツク市は、野良猫約70匹を世話する「ネコ長官」の募集を行い、2018年10月に約80人の応募の中から地元住民のスベトラーナ・ログノワさんが選ばれました。

変わった格好をしているなと思ったら、これは制服。スベトラーナ・ログノワさんには、緑色の上着と、緑色ラインの入った黒色帽子、蝶ネクタイ、自転車が支給され、猫のお世話費用もほんの少し支給されているようです。

「ネコ長官」スベトラーナ・ログノワさんは、猫の食べ物の用意、猫をなでること、自転車のカゴに猫を無料で乗せてあげるなどがお仕事です。

まとめ

ロシアのゼレノグラーツク市からのご招待はジョークか本気かわかりませんが、尾道市立美術館はどんなお返事をするのかな。

どうやら、尾道市立美術館のツイート上でごめんなさいのお返事をしたようですね。

ロシアのゼレノグラーツク市は「猫好きの街」として観光アピールに力をいれているようなので、今回のご招待もアピールの一環だったのかも。

海沿いのステキな街ですね。行ってみたいなぁ。

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