映画「ボヘミアン・ラプソディ」からたどる猫とフレディ・マーキュリー
クイーンの軌跡とフレディ・マーキュリーの人生を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました!!
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は猫映画だ!なんて感想もあるくらい、映画の中にちょくちょく猫が登場します。
その映画で、とても気になったワンシーンがありました。
フレディ・マーキュリーが新しい家をロジャー・テイラーに紹介するシーンで、「ミコの部屋はこっちで、○○は…、○○は…、デライラには特別な部屋だよ」みたいなセリフがあったのです。
セリフはうろ覚えで正確ではありませんが、気になったのは「ミコ」っていう部分。字幕にも確かに「ミコ」とありました。
「ミコ」って誰のこと?猫?人?
一緒に映画を観ていた旦那さんも気になったらしく、調べてみるとフレディ・マーキュリーは「ミコ」という名前の猫を飼っていたことがわかりました。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」で登場した「ミコ」というセリフは、フレディーが飼っていた猫の名前だったんですね。
フレディがわが家の愛猫ミコと同じ名前を猫につけていたなんて!!光栄です!!
フレディの猫好きエピソードや、わが家の愛猫と同じ名前のミコ、最も可愛がっていた猫デライラについて、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の猫の描写も振返りつつ辿ります。
フレディー・マーキュリーは猫好き
フレディが飼っていた猫たちの写真が観られる動画↓
フレディ・マーキュリーは猫狂いともいわれるくらいの愛猫家でした。
フレディーが猫好きなことがわかるこんなエピソードがあります。
フレディーは海外ツアー中はいつも、猫と話をするために自宅へ電話をかけていました。
「ホテルに着くと電話を掛け、彼は本当に自分の猫たちに話しかけているんだ」と、ピーター・フリーストーンは回顧録『ミスター・マーキュリー』で振り返っている。「(親友の)メアリー(オースティン)がトムとジェリーたちを代わる代わる受話器に近づけ、フレディの声を聴かせていた。こんな感じで一年中続けていたんだ」
(出典:RollingStone)
トムとジェリーは、フレディと恋人のメアリー・オースティンが同棲していた時に飼っていた猫で、二人が同棲を解消した後はフレディが引き取りました。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも、トムとジェリー役の猫が登場しています。
その後も猫は増えていき、フレディは多い時で10匹、オスカー、ゴライアス、ジェリー、ティファニー、デライラ、トム、ドロシー、ミコ、リリー、ロミオといった名前の猫たちを飼っていました。
フレディが世界中に家を持っていた時、すべての猫たちはロンドンの庭と壁に囲まれた2階建ての大邸宅ガーデン・ロッジに住み、フレディもガーデン・ロッジで多くの時間を過ごしました。
猫たちは庭と家の中を自由に行き来できたそうです。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」に猫がちょくちょく登場するのは、フレディが大の猫好きだったからなんですね。
でも猫映画というのはちょっといい過ぎかな。
猫ミコ
(出典:fanpop)
写真から推測すると毛柄はサビ猫でしょうか。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」では、「ミコの部屋はこっちで、○○は…、○○は…、デライラには特別な部屋だよ」というセリフでミコの名前が登場しました。(セリフはうろ覚えです)。
フレディは保護された猫を飼うことが多かったそうで、ミコも保護猫でした。
ミコは、フレディが日本へ旅行した直後から飼い始め、名前のインスピレーションも日本から得たようです。
フレディの猫ミコとわが家の愛猫の名前が一緒で、保護猫というのもわが家のミコと共通しています。
さらにフレディのミコちゃんは日本と縁のある猫だったとはうれしいです。フレディのミコちゃんもかわいいですね。
(出典:fanpop)
猫デライラ
(出典:fanpop)
フレディが最も可愛がったのはデライラという名前の猫で、一番よく抱えあげて撫でていたといわれます。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも、「デライラには特別な部屋だよ」というようなセリフで名前が登場していました。(セリフはうろ覚えです)。
デライラは三毛猫で、フレディのベッドの足元、洗濯カゴの中で眠るのが好きだったそうです。
(出典:Buzzap)
デライラは他の猫に攻撃されるとフレディの所へ逃げ込みました。だからなおさらフレディは、デライラがかわいかったのかもしれませんね。
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クイーンの楽曲「Delilah/邦題:愛しきデライラ」
フレディは猫のデライラのことを歌った「Delilah/邦題:愛しきデライラ」という曲も書いています。
この曲は、フレディ生前最後にリリースされたクイーンのアルバム「イニュエンドウ」(1991年発売)に収録されました。
クイーンの他のメンバーはこの曲に特に思い入れはなかったもののしぶしぶ受け入れ、ブライアン・メイは嫌っていたトーク・ボックスを使って、ギターで「ミャオミャオ」という猫の鳴き声を表現しました。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」には、1991年発売の曲「Delilah/邦題:愛しきデライラ」は使われていません。
「Delilah」歌詞と和訳
「Delilah/邦題:愛しきデライラ」クイーンの歌詞と和訳をみてみましょう。
Delilah / QUEEN
Delilah, Delilah
Oh my, oh my, oh my, you’re irresistible
You make me smile when I’m just about to cry
You bring me hope you make me laugh – and I like it
You get away with murder so innocent
But when you throw a moody you’re all claws and you bite
That’s alright!
デライラ デライラ
もう もう 抵抗できないよ
君が笑顔にしてくれる
それだけで泣けるよ
希望をもたらし笑わせてくれる
だから好きなんだ
やりたい放題で飛び回る
でも気まぐれで
ひっかいて噛むんだ
それでいいのさDelilah, Delilah
Oh my oh my oh my you’re unpredictable
You make me so very happy
When you cuddle up and go to sleep beside me
And then you make me slightly mad
When you pee all over my Chippendale suite
デライラ デライラ
もう もう 予測できないよ
最高に幸せにしてくれる
君がすり寄って 傍に眠ると
少し可笑しくさせるのさ
チペンデールのスイートの中で
おしっこしちゃうんだからDelilah, Delilah
Oh oh oh oh oh oh oh
You take over my house and home
You even try to answer my telephone
Delilah you’re the apple of my eye
Meeow meeow meeow
Delilah, I love you, Delilah
デライラ デライラ
ああ
僕の家中を支配する
電話に出ようとしてくれる
デライラ、すごく大切だよ
メロメロなんだOh you make me so very happy
You give me kisses and I go out of my mind ooh
Meeow meeow meeow
You’re irresistible – I love you Delilah
Delilah I love you
君が幸せにしてくれる
キスしてくれて悩み事も吹っ飛ぶよ
メロメロさ
君は抵抗出来ない 愛してるよデライラ
デライラ、愛してるHah-hah
You make me very happy
Oh yeah
I love your kisses
I love your kisses
I love your kisses
I love your kisses
I love your, your, your kisses
I love your kisses
ハハ!
幸せにしてくれる
君のキスを愛してる
君のキスを愛してる
君のキスを愛してる
君のキスを愛してる
君の、君のキスを愛してる
君のキスを愛してる
(出典:もっと和訳してよっ!)
歌詞と和訳をみると、猫にメロメロそのまんまじゃん!とつっこみたくなりますが、この曲を書いた時フレディは、HIV感染による病気と闘っていました。
猫の存在、猫への愛情が病気と闘うフレディの支えになっていたと思うと、邪険に扱えない曲です。
クイーンのメンバーが「Delilah/邦題:愛しきデライラ」という曲を受け入れたのも、そのような背景があったからかもしれません。
フレディが飼っていたオスカー、ゴライアス、デライラ、ミコ、リリー、ロミオの6匹の猫たちは、フレディ最期の時まで一緒に暮らしました。
一番可愛がっていた猫デライラを撫でながらフレディは息を引き取ったといわれています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」には、このシーンはありませんでしたよ。
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まとめ
映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観たことをきっかけに、フレディ・マーキュリーが猫好きで、ミコという猫を飼っていたことを知りました。
クイーンのボーカル、フレディー・マーキュリーの人生、尋常ではないその生き様に、映画を観ているわたしまで息が詰まるような時があるのですが、猫たちのシーンが一瞬の癒しと休息を与えてくれます。
フレディーの人生においても、猫が癒しと休息を与えてくれていたのでしょう。
猫のゴロゴロ音まで映画に入っているようなのですが、わたしも旦那さんも猫のゴロゴロ音には気がつかなかったですね。劇場の音響によるかもしれません。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、フレディー・マーキュリーの人生を軸に、1985年7月13日に行われたライブエイドまでのクイーンの軌跡を描いた映画です。猫はところどころに登場しています。
映画を観終わったあとの数日間、クイーンの楽曲をYouTubeで聴きまくってしまうくらい感動しました。
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