簡単!子猫・成猫に必要な餌の量とカロリーを計算する方法

生後4ヶ月の愛猫ミコを飼い始めた時、子猫にあげる餌の量にちょっと悩みました。
一方、通算6匹の猫と暮らした経験のある旦那さんは、パッケージの給与量をみて計量カップでパパッとドライフードをよそい、「いっぱい食べるんだよ~」とあげていました。
慎重なわたしが計量器でドライフードのグラムを量っていたら、「そんなの適当でいいんだよ」という旦那さん。
ドライフード30gがどのくらいのボリュームなのか、最初に知っておきたかっただけなのに~。
初めて猫を飼ったわたしには“適当”が難しくて、子猫にあげる餌の量やカロリーを計算する方法を調べました。
生後3ヶ月でも4ヶ月でも何ヶ月でも、成猫になっても使えるカロリー計算と、餌の量の計算方法をお伝えします。
パッケージ給与量はザックリ

パッケージに書いてあるフードの給与量は、けっこうおおまかに書いてありますよね。
例えば上の写真の子猫用ウェットフード(総合栄養食)なら、生後1.5ヶ月~3ヶ月で給与量は1.5~5袋。
1.5~5袋って…。幅ありすぎてわからない。
子猫用ドライフード(総合栄養食)だと、こんな感じの表記です↓
生後 | おおよその体重 | 1日に与える量 |
---|---|---|
1~2ヶ月 | 0.8kg | 約0.7カップ(50g) |
~3ヶ月 | 1.2kg | 約0.8カップ(60g) |
~4ヶ月 | 1.8kg | 約0.9カップ(70g) |
~6ヶ月 | 2.6kg | 約1カップ(75g) |
~8ヶ月 | 3.1kg | 約1.1カップ(80g) |
う~ん、月齢ごとの体重って子猫によっても違うし、ちょっと分かりにくいですよねぇ?
簡単に餌の量とカロリーが計算できるよ!
パッケージに書いてある給与量ではよくわからないとき、簡単に愛猫さんの餌の適正量(グラム)とカロリー摂取量がわかる方法があります。
猫の必要カロリー摂取量と、餌の量(グラム)を自動計算してくれるサイトがあるんです↓
カロリーを計算するために愛猫さんの体重を量る必要はありますが、成長期・避妊去勢済み・高齢猫など、猫の特徴も踏まえたカロリー摂取量がわかるので便利ですよ。
さらに餌のグラムあたりの代謝エネルギー(kcal)を入力すれば、餌の適正量(グラム)が出てきます。どのメーカーの餌でも計算できます。
メーカーによってカロリー計算方法は違うので、パッケージに書いてある給与量目安と誤差が出ることもあります。
でも、子猫ってみるみる成長して体重が増えていくので、体重ごとに適正なカロリー摂取量と餌の量(グラム)がわかると、助かります。
子猫はもちろん成猫さんでも、餌の量やカロリー摂取量に悩んだら、利用してみてくださいね。
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猫に必要なカロリーの計算式

自動計算サイトは楽だけど、猫に必要なカロリー摂取量の計算式も知っておきたい方へ、計算式をお話します。
【猫1匹の1日に必要なカロリー計算式】
(猫の体重○kg×30+70)×□=カロリー(kcal)
○には、愛猫さんの体重を入れてください。
□には、下の表の数値を入れてください。
猫の特徴 | □の数値 |
---|---|
子猫 | 2 |
授乳中の猫 | 2 |
外に行く猫 | 1.4 |
室内飼いの猫 | 1.2 |
避妊・去勢手術をした猫 | 1.2 |
肥満気味、太りやすい猫 | 1 |
□の中の数値は、子猫なら2.0で、室内飼いの成猫は1.2ですね。
計算式の注意点は、1歳で成猫になったら計算式□の数値が2.0(子猫)から急に1.2(室内飼いの成猫)になるのではないことです。
成長が徐々に緩やかになるように、必要なカロリー摂取量も徐々に減っていきます。
成猫になったときの必要カロリーも見据えつつ、子猫の餌の量を調整していくといいですね。
実はこのカロリー計算式、ネコのカロリー計算サイトの算出数値とほぼ同じこともあれば、誤差が出ることもあります。
さらに他にもカロリー計算式はあるので、色んな考え方があるんですね。
ご紹介した計算式や自動計算の数値は目安。パッケージに記載してある給与量も目安です。
ちょっと太り気味かな、やせ気味かなと子猫の体型をみてあげながら、餌の量を調整するといいです。
かかりつけ動物病院の先生は、「子猫の時はちょっとぽっちゃりくらいがいい」といっていました。
ウェットとドライ併用時の餌の量の計算方法
ウェットフードとドライフード両方を与えるときの、餌の量の計算方法もお話します。
まず、ネコのカロリー計算サイトやご紹介した計算式を参考に、猫に必要な1日のカロリー摂取量を計算します。
そこからウェットフード1袋(缶)のカロリーを引き算します。(ウェットフードを1日2袋(缶)あげたいときは、2袋(缶)分を引き算します)。
そして、残りのカロリーをドライフードで補います。
ウェットフードは開封したら早めに食べきることが前提なので、先にウェットフード分のカロリーを引き、残りのカロリーをドライフードで与えるようにすると計算しやすいですよ。
【与えるドライフードの量(グラム)の計算式】
○kcal(カロリー摂取量)÷□kcal(フード100gあたりの代謝エネルギー)×100=与えるドライフードの量(グラム)
○には、ウェットフード分を引いたカロリー摂取量を入れます。
□には、ドライフード100gあたりの代謝エネルギー(kcal)を入れます。
飼い主さんがカロリー摂取量と餌の量に気を使ってあげることで、愛猫さんが太る心配も、ご飯が足りない心配も減ります。
まとめ
生後4ヶ月で我が家に迎えた愛猫ミコは、猫風邪で動物病院へかかった時、先生に「お腹パンパン。ご飯あげすぎ。うんちはゆるくないですか?」といわれました。
確かに最初の数日間はミコは軟便でした。
子猫の軟便には、ストレス、食べすぎ、細菌感染、フードが合わないなどの原因があるようです(他にも原因はあります)。
ミコは、環境が変わったストレスで軟便だったのかもしれないし、フードの与えすぎもあったかもしれません。
子猫は食べ過ぎてしまいがちなので、餌の量には気をつけてあげるといいですね。
消化力も低いので、餌をあげる回数は1日分を数回に分けて与えましょう。
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